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「何をするかよりも、誰とやるか。」-1年と2ヶ月ゲストハウスで働いてみて (柴田編)

2015.12.28

ゲストハウス

こんばんは。合同会社Staylinkの柴田涼平です。
いよいよ、2015年も終わりが近づいてきましたね。 さて、今回は特別読切企画ということで、 「何をするかよりも、誰とやるか」 というテーマで、Guest House wayaをオープンするまでに至る経緯を含めながら書いていきます。
いつもたくさんの方から、 「順調だね!」 「楽しそうだね!」 と言っていただけます。 実際に、多くのゲストを迎え入れることができて、今の所は順調かもしれませんし、楽しいです。 ただそれは、オープンするまでの迷走時期に、自分と仲間と向き合えたから今があると思っています。
「涼平、起業しようよ!」 大学3年生の終わりに、代表の河嶋から連絡を受けました。
「いいね!やろう!」 僕もふたつ返事で答えました。
「もう一人仲間がいるから、今度紹介するね!」 そんなやりとりの後、河嶋のアパートに行くと、そこに木村がいました。
僕は体育会系タイプの人間なので、初対面の時はがっちりと握手します。 今でも忘れられない木村の僕に対する一言。 「握力、つよっ。」 そんな超パッション系の僕と、パッションと冷静さを併せ持つ河嶋、冷静さの代名詞木村で、夢の起業物語が始まりました。
「クラウド上で高校の部活の監督同士が繋がるサービスを作って、もっと友好関係を全国各地で築き、練習試合などを行いやすくなるサービスをつくろう!」
「お祭りを全国各地で開催して、お祭りで地域を盛り上げまくるプロジェクトを行おう!」
「地域の美味しいお菓子を詰め合わせた、オリジナルのギフトボックスを作って、新しいギフトのかたちを提案しよう!」
「地元の大学生が、地元の中学生に、地元のお店で勉強を教える、地元完結型の学び場をつくろう!」
大学3年生の終わりから、大学4年生の8月までの半年間で、挑戦したものはたくさんありました。
ただ、上手くいったビジネスは一つもありませんでした。
周りの友人は、就職活動を無事に終え、どんどん就職が決まっていました。
周りからも少し 「あいつら大丈夫か?」 というような雰囲気を感じ始めました。
今の僕らをみると考えられないのかもしれませんが、当時の僕らは、少し惨めな姿だったのかもしれません。
「自分たちにしかできないことってなんだろう?」 半年経った時、自分たちにした質問です。
考えました。ただひたすら考えました。
そして、一つの答えがでました。
「自分の地元に連れていくオリジナルの旅を企画しよう!」 、「その人の地元を旅する、Jimotripだ!」
すぐに、企画を作り実行しました。 河嶋の出身地、北海道にある別海町という場所での旅です。
河嶋の同級生たちの協力もあり、地元の人とバーベキューや、地元の人によるガイドなど、地元の人間だからこそできる旅を企画・実行できました。
その旅には、東京から10人の学生が参加してくれました。
「またおいでー!」
「また来るよー!」
最終日、そこには、まるで家族のような風景がそこでは生まれました。
旅行業の免許など持っていないので、利益は0です。
ただ、利益以上の価値を見つけられたような気がしました。
「旅・交流・地域」 この3つって人生を豊かにするのではないか?
そのヒントをこの旅で得た気がします。
「ゲストハウスってものがあるらしい!」 その旅を終えて、3週間くらい経った時でした。
そこから、実際に話を聞きに行ったり、全国のゲストハウスを調べ始めました。
それが2013年9月の終わり頃です。 「旅・交流・地域」 この3つをすべて含んでいるゲストハウスに魅力を感じ、ゲストハウスをやると決めたのもこの時期です。
そしてその1年後、僕らは北海道札幌市で、「Guest House waya」をオープンしました。
ゲストハウスオープンを決意してから、開業するまでの期間にも本当に様々なことがありましたが、無事に開業できました。
今振り返ると、僕らは一度も 「絶対にこのビジネスをやりたい!」 という芯を持って、起業に挑戦してきた訳ではありませんでした。
ただただ僕は、この仲間たちと目標に向かっている感じが好きだったのかもしれません。
僕はこれって素晴らしいことだなと考えています。
極端に言うと、何をしても面白いからです。
「何をするかよりも、誰とやるか。」
このような視点で、将来の自分の仕事を選ぶのも重要だと思います。

今は一つの目的が決まりました。
「Make the place, Link the world」 場をつくり、世界をつなげる。
この目的を叶えるために、これからも様々なことに挑戦していきます。
ゲストハウス以外にも、この目的が叶えられるものがあればどんどん挑戦していきます。
そして、これから仲間が増えていくと思います。
今後一緒に働く仲間たちにも、「この人たちと一緒にやっていると、何やっても面白いよね!」と思われることを目指し、日々全力で生きていきます。
2015年12月28日 柴田 涼平

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